藤本研修会主宰
主宰:藤本 順平 / Profile
略歴
1964年 | 九州歯科大学卒 |
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1966年 | 東京医科歯科大学専攻科修了 |
1970年 | 九州歯科大学口腔外科大学院卒、歯学博士 |
1975年 | インディアナ大学歯学部 Fixed & Removable Prosthodontics大学院卒、MSD称号、米国歯科補綴専門医 |
1976年 | フロリダ大学 Occlusion & Crown Bridge科助教授 |
1976年 | フロリダ大学補綴科レジデンスコース主任 フロリダ州ゲインズビル市補綴専門医として開業(学内開業) |
1977年 | フロリダ大学 Crown Bridge科主任 |
1978年 | フロリダ大学年間最優秀臨床教授賞受賞(Professor of the year賞) |
1980年 | フロリダ大学 Occlusion & Fixed Prosthodontics科Visiting Faculty American Academy of Fixed Prosthodontics正会員、American Equilibration Society正会員 |
1981年 | 藤本研修会主宰、東京都中央区開業、東京医科歯科大学第三補綴学非常勤講師 |
1994年 | The American Academy of Restorative Academy正会員 |
1997年 | 日本補綴学会評議員 |
1998年 | American College of Prosthodontics正会員 |
1999年 | 日本歯科医師会生涯研修セミナー講師、 東京医科歯科大学疼痛制御学非常勤講師 |
2000年 | 日本歯科医師会生涯研修セミナー講師、 九州大学歯学部補綴学非常勤講師 |
2006年 | The American Academy of Fixed Prosthodontics 学会招待講演 その他 チューリッヒ大学、ジュネーブ大学,フロリダ大学等における卒後研修コース担当 |
2007年 | 九州歯科大学 臨床教授 |
2010年 | 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 全部床義歯補綴学分野臨床教授 |
主な著書
書籍タイトル |
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Advances inOcclusion John Wright-PSG Inc.,England,1982 (共著) |
Contemporary Fixed Prosthodontics Mosby Company, U.S.A., 1988 (共著)本書は英語・イタリア語・トルコ語・ルーマニア語・韓国語・日本語に訳され、現在米国歯科大学及び世界的に最も広く用いられているクラウン・ブリッジテキストである。 |
現代の歯科臨床7、 『咬合理論の実践』医歯薬出版、 1984年(共著) |
現代の歯科臨床12、 『印象』医歯薬出版、 1988年(共著) |
クラウンブリッジの臨床、医歯薬出版、 1999年(共著、訳) |
Contemporary Fixed Prosthodontics 4th edition, Mosby Company, U.S.A.,2006年(共著) |
The Function of Teeth、2007年(監訳) |
主な論文
タイトル |
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Fundamental Studies on the Dithizone Staining of the Human Leucocyte.J. Kyushu Dent.University, 1970 (Original Thesis) |
A comparison of Pin-Retained Amalgam and Composite Resin Cores.Indiana University, 1976 (Original Thesis) |
Reproducibility of Border Movements. Part Ⅰ-PartⅢ, IADR Abstracts, 1978 |
Chewing Movements in Relation to Border Movements at the first Molar. J. Prosthet. Dent., 46-3, 308-322, 1981 |
『総合治療への1アプローチ』デンタルダイヤモンド1983 8巻5号 |
『日常臨床における最適な下顎位』日本歯科評論November 1987 No.541 |
『現代咬合論と臨床』福岡県歯科医師合雑誌September 1991 |
『歯冠修復治療と歯周組織に対する配慮』日本歯科医師会雑誌1993 46巻7号 |
『TMD治療における咬合の意義』特集・座談会、ザ・クインテッセンス、 1995.Vol. 14 No.1 Jan. |
『長期症例にみる咬合の意義、天然歯列vs補綴された歯列』第100回日本補綴学会ブローシーディング 1999 |
『現代咬合論と歯科技工 製作上考慮すべき考察』日技50周年特別企画 日本歯 技 2005 5月 431号 |
『Three Mandibular Incisars Case その機能的考察』日本臨床矯正歯科医会雑 誌 Vol.17 No.1 August 2005 他多数 |
研修会主旨
本研修会は歯科臨床に際して”問題解決能力”を高めるための実力養成コースです。益々高まる患者からの歯科臨床の質に対する要求、急速に進む技術や知識の進歩に、自らついてゆける能力、個々の症例の有する特殊な問題について、自ら考え、自ら解決してゆける能力を持つことが、歯科医師にとって必要不可欠な条件であると考えます。
日進月歩の歯科医学・歯科医療のなかで、最先端の断片的知識や技術をいくらつめ込んでみても、質の高い歯科治療を組立てるための”基本的知識”と”実践的臨床力”とが伴わなければ、全く無意味なものとなります。通り一遍の最先端知識は、その価値を発揮できないばかりかかえって患者にとって医源性疾患といわれるような問題をひき起こしかねません。
医師の能力は知識量ではなく、 「臨床上の問題をいかに解決できるか」、つまり問題解決能力でこそ計られるべきであるという考え方は、アメリカ医科大学協会のレポートを待つまでもなく、しごく当然の事といえます。そのような問題解決能力の養成のためには、なんといってもまず”Principle”原理原則をしっかりと理解すると共に、そのPrincipleを患者に正しく適用する為の”技”、”術”を学習する事が不可欠といえます。
その結果はじめてScience(知ること)とArt(組み合わせること)といえる歯科医療が実現可能となります。歯科医師に対する患者側からの期待もまさにこの歯科医療の”質”に大きくかかっているわけで、優れた臨床技術こそが医師の看板であると共に、次々と紹介される新しい情報に振り回されることのない臨床家としての鋭い判断力も、実はこの様なバランスのとれた高い臨床能力を有する事が基本となります。
”Qualityの高い”歯科医療を実践する上で、三つの重要な要素、つまり”咬合の安定”、”精度の維持”、”術前術後の管理”があります。これらがバランスよく行われたときにはじめて予知性の高い治療が可能となり、その結果、患者と術者とのより高い信頼関係を築く事が可能となります。
本研修会は以上のような観点から歯科臨床の各テーマについてより実践的でバランスのとれたカリキュラム編成が成されており、必ずや臨床力の向上に役立てる事が可能であると確信しております。
米国歯科補綴専門医・藤本研修会主宰 藤本順平
推薦の言葉
フロリダ大学歯学部咬合と補綴科に在籍中の藤本先生の研究及び教育活動に対し、ここに感謝の意を表します事は私共の大きな喜びとするところであります。
藤本先生は着任された当初より補綴専門医としての優れた臨床力と学究の徒としての真摯さ、又その献身的な学生指導への情熱を高く評価されておりました。コース主任として咬合とクラウンブリッジの為の教育を担当編成し、素晴しい成果を納めた結果、1978年フロリダ大学歯学部年間最優秀臨床教授賞に輝きました。又、大学における研究出版活動を通じての業績、開業経験から生れた実践的感覚に基づいた歯科臨床の最高レベルを目指す努力の結果、米国内、更には国際的な名声を得る様になりました。
藤本先生の臨床教育の能力、解り易いよく整理された講義力,接する人々に建設的意欲を奮い立たせる能力、楽しい雰囲気を漂わすセンスとスタイルは学生達はもとより同僚からも絶大な尊敬を受けております。
私共は藤本先生にフロリダ大学に在籍して戴きました事を誇りに思うと同時に先生の現在企画されておられます卒後研修コースが皆様にとりまして意義深く、私共の専門分野の発展に大いに寄与するものであろう事を確信しております。
ハリー・ランディーン
フロリダ州立大学咬合及びクラウンブリッジ科名誉教授
パーカー・メイハン
フロリダ州立大学ペインクリニックセンター所長及び名誉教授
チャールス・ギブス
フロリダ州立大学ベーシックデンタルサイエンス科教授
アクセス
研修会場
藤本研修会横浜研修室 |
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町70番地 土居ビル7F |
TEL:080-1582-7869 (研修会開催日のみの電話対応となります) |